
私は2017年に芸能界から引退された橋本奈々未さんのファンでした。
アイドルでありながら一般人の感覚を持ち、気品が漂うその佇まいに憧れていました。
いつか橋本奈々未さんが写真集撮影で使用された場所に自分でも行ってみたい(聖地巡礼)と思っており、実際に行ってきましたので体験レポをします。
まさか最後にあんなこっ恥ずかしい事態に陥るとはね…
日本近代文学館とは

日本近代文学館は 1967年4月に開館。散逸のはなはだしい近代文学関係の資料を収集した、各界からの絶大な援助によって成された文学館です。現在、図書や雑誌を中心に、数々の名作の原稿も含め、120万点の資料が収蔵されています。
近代文学の貴重な資料を閲覧することができます。
近代文学を愛する人々のための施設であり、館で販売されるグッズも文学ファンが喜ぶものが並んでました。

京王井の頭線 駒場東大駅前から徒歩7分ほどの立地です。
写真集「やさしい棘」P20~P27 までの写真はこの日本近代文学館をロケ地とした写真となっています。
残念ながら、写真集の中身の写真を掲載できないためご自身で確認ください。
写真集「やさしい棘」を解説
写真集の橋本奈々未さんは「サブカル好きのめっちゃかわいい子」でしたね。
音楽や漫画などでサブカルなものを好む草食系男性にはかなり急所を突く存在でしょうね。
自分が好きなものを理解してくれるかもしれない = 仲良くなれるかもしれない
こんなめっちゃかわいい子と付き合えるかもしれない、と期待を持ってしまうわけですね。
写真集の流れが草食系男子の男心を捉える構成になっているんですよ。
写真集の構成
- 初めは町中にいるかわいい子を見るようなカット
- 仲良くなりはじめのカット(ここで橋本奈々未さんのサブカルさが垣間見せる)
- 趣味を通じて仲良くなり遠出(海)する仲のカット
- 恋人になる(橋本奈々未がベッドで寝ている)カット
- 恋人としてデート(居酒屋で二人でごはん)のカット 付き合っていて少し危なさを見せる(マンションの屋上で手招き)カット(一筋縄ではいかない当たりが奥深さを感じさせて草食男子のひねくれっぷりをも満足させる)
どうですか。草食男子ホイホイですよね。橋本さんがホイホイしようと思ってこの写真集を作ったわけではないと思いますが、結果的にホイホイです。
【レポ】建物付近の様子


街並みとしては高いマンションはなく、高級そうな一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅街です。
騒音はなく写真のように緑があるところが文学を楽しむ上で良い環境でした。


この付近で写真を撮影したのですね。
【レポ】BUNDANカフェ


日本近代文学館の館内で営業しているカフェです。

このBUNDANカフェで6ページ撮影されました。
このBUNDANは、利用者は約万冊の蔵書を好きに読んでOKで、希少な本が多数あるので本好きにはたまらないカフェです。

漫画もあります。

「やさしい棘」のカットでは橋本奈々未さんが藤子・F・不二雄さんの短編集「気楽に殺ろうよ」という漫画を読んでいました。
気楽に殺ろうよ: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 2 (2) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
実際にありましたね。
お店の雰囲気としては、少し薄暗くて静かで読書したくなります。

ただここは漫画喫茶ではなく、あくまでカフェなんですよね。
読書したいお客さんがいる反面、カフェとして利用したいお客さんもいるので、完全なる静寂を期待する人は注意ですね。
お客さんは大別すると文学女子ひとり、デートで来た2人組、大学生の友達に分けられます。
恐らく大学生の友達群は東大生かと思います。日本近代文学館のすぐ近くに東京大学があるので、友達とのごはんにこちらを使っているのでしょう。
現代文学にゆかりがある方々のサインも展示されていました。


まさかここに橋本奈々未さんのサインもあるのではと探したのですが、残念ながらありませんでしたね。
あとここは文豪たちが愛した料理を再現したものを注文することができます。


ごはんを食べていて、気になった本があったので本棚から取り出して読んでいました。
すると、新しいお客さんがきて先ほど取った本があった場所の前に座りました。
恐らく東大生と思われる黒髪美人の文学少女。文庫を読み始めました。
まるで純文学の一部のような展開に、嬉しさとともに焦りを感じていました。
なぜなら私が本棚から取った本がこちら。

この美しいシチュエーションにあまりにもそぐわない本を所持していることに狼狽していました。
文学美少女はごはんを食べた後もケーキを頼み、コーヒーもおかわりしてもうさっぱり帰ってくれません。
もうだめだと感じて、「後ろよろしいでしょうか」と声をかけ、「超クソゲー」を本棚に戻しました。
ということで、途中から橋本奈々未さんと全く関係なくなってしまいましたが、聖地巡礼に興味がある人などは是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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