
そもそもセンスとは
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。
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我々が日常的に使うセンス、それは大概以下のようなものでしょう。
- 会話のセンス
- ファッションセンス
- 文章のセンス(文才)
- 笑いのセンス
- 絵のセンス
- 仕事のセンス
これらの共通点といえば、「数値化が難しいこと」。
定期テストと違い点数を出しようがない。明確に上や下がわからない。
しかし、肌感覚で凄いことは何となくわかる。
誰もが、周りの人の服のコーディネートや会話等からその人のセンスの高さを計っています。
見えない採点が日々行われ、ある一定の基準を超えるようになると、「あの人はセンスがいい人」と言われるようになるわけです。
我々はセンスがいいと言われたい願望を持っています。
センスがいいの反対は「ダサい」ですが、これを言われたときの”どうにもならなさ”ったらないでしょう。
反論しようがないからです
「いやこれは違うでしょ!ちょっと間違っただけでしょ」
なんて言い訳しようものなら「その言い訳がダサい」なんて言われることになるので、ダサいって言われた瞬間に負けを認めた方がいいです。
ではこれからダサいと言われて負けを認めないように、センスがいい人が持つ特徴を解説していきたいと思います。
センスがいい人の特徴
特徴① 自分を客観視できる能力

何においてもまず必要なのは自分を客観視できる能力であると断言します。
冒頭でも述べましたが、センスがいいのかどうかを決めるのは自分自身ではないのです。
周りなのです。
ですから、周りから見える自分と自分が思っている自分が乖離していてはマズいのです。
ファッションにせよ、発言にせよ「誰が発信したのか?」は非常に大事なのです。
例えば170cmあって顔もよく胸もあるモデル女性が大きく胸の空いたドレスを着ていたら感嘆の声を受けるでしょう。
ただ、胸がぺったんこな女性が胸の空いたドレスを着ていたらどうでしょうか。
「胸ないのにそれきてもドレスが映えないでしょ」と思うのは必然です。
やはり自分が他者から見てどうなのか、客観的に把握できる能力は前提として大事なのです。
特徴② 他者の思考をシミュレーションできる能力

これを言ったら上司はどうなるか?こうしたら隣の人はどう感じるのか?
年齢も性別も経歴も違う人間に対して自分自身を求める人物像に評価させるわけです。
他人がどう感じるのかを理解しなくてはなりません。
それはEQ(心の知能指数)が高く、相手の表情や仕草などから感情を察する能力を活用するのかもしれません。
またそれは、自分自身が色々な人の反応を観察して精度を高める方法もあるでしょう。
また自分が冒険的なことをしてみて、他人から評価されたり、また逆に酷評されたりしながら、肌感覚でわかるものかもしれません。(個人的にはこのトライアンドエラー方式は心に傷を負うかもしれませんが、いい方向にいけば豊かな感性を養えるいい方法だと思います)
いずれにせよ、他人の感じ方を理解する必要があります。
特徴③ 抽象化能力

このブログでも多く題材に挙げておりますが、抽象化能力が必要です。
抽象化能力を生かして、ことの本質を突き詰めなければなりません。
センスが高い人の作品、言動を考察して、「なぜそれはセンスが良いとされたのか?」の本質を
自分なりに見極めなければなりません。
本質がわからずに誰かセンスがいいとされた人の真似をしても、自分がそう受け取られないというのは経験があるでしょう。
大抵は状況が違うので異なる見られ方をされてしまうのです。
お笑いに関するセンス(抽象化能力)についてはこちらの記事を是非ご覧ください
特徴③ 知識

何かを発信しようとしたときに、様々な選択肢を脳内で検討し、そこから最適なものをチョイスします。
分野がファッションであれ、お笑いであれ、会話であれ、仕事であれ、このプロセスに変わりはありません。(プロセスが異常に速い場合は直観的と言われます)
プロセス上、様々な選択肢がなければセンスがいい結果には至らないのです。
様々な選択肢、ファッションで言えば「服」
会話でなら「ワード」
世の中にどのような選択肢があるのかは知っておく必要があるということです。
そういう意味で常に勉強は必要なのでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「センスがいい人」になるために必要なものを紹介しました。
googleで調べた多くのブログなどの意見とは私見が異なったため、記事にしてみました。
皆さんのセンス向上に少しでも貢献できたら幸甚でございます。
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